シエラレオネに住んではや3年かな。
もうすでに驚くことが少なくなってきたけど、
忘備録的に書いてもいいかなって思いました。
書いてて思ったのは「はなわ」の歌(埼玉県の歌)みたいな地域ディスりネタ集みたいになってるw
1.信号がない国シエラレオネ
信号という古代遺跡はあるんです。
ウィルキンソンロードからDHLに向かうと二か所くらい。
でも動いてないので古代遺跡扱いでいいでしょう。
電気もみんな大好き不安定供給なので、信号を動かせないんちゃいますかね。
というわけで、信号がないというか、信号が動いているのを見たことがない国シエラレオネ。
首都のフリータウンでさえも信号がない!!
2023年11月の時点で信号を付け始めているのを確認しましたw
この信号が古代遺跡化するかどうかは不明です。
2.電気を自国でまかなえない
発電所というものを見たことがないし、聞けば国内にはないとか。
GUMAというダムで水力発電ちょっとだけしているとか言う噂を聞いたことあるけどほんまかどうかはわかりません。
そんなシエラレオネ。どうやって電気を賄っているかというと、トルコ国籍のの発電船で発電された電気を買っています。
日本にいてると発電所なんてあって当たり前で気にかけたことすらなかった私ですが、
発電船の存在にたまげました。
ちなみにほぼ毎日停電起こってます。
停電起こったら小型の発電機を使うことでしのいでいる外国人が多いですね。
現地人は我慢している人が多いです。
国内のほとんどの箇所に電気が供給されていないです。
3.貧乏なのは人のせい
お金がないのは誰も支援してくれないからだと考える人が多く、
平気でそう言うことを声高に叫んでます。
政府はもっと援助しろ~~って言うてはりますわ。
インタビューとか見ると、
援助がないからうちの村は貧乏だって言う人が多く、他力本願万歳です。
実際、フリータウンの公道を歩いていると、成人した大人が当然のごとくお金くれって言います。全く面識ない私に、出合い頭いきなりお金くれって言うのですが恥ずかしくないみたいです。
他の国から援助されるのが当たり前になっていて感謝とかいう考えはそこにありません。
金くれって言う子に、お金あげるなら私に何くれる?って言うと、結構固まってくれるんですよね。
踊ったり歌ったりしてくれたらおひねりあげても良いと思っているんです。
何もしないでお金がもらえるって思ってほしくないんです。自分があった人だけにはその考えをお願いしています。ささやかな抵抗ですわ。
4.英語でしゃべってと言うたら口から飛び出すクリオ語
現地人が使用する言語であるクリオ語は崩れた英語と言った感じの言語です。
最初にシエラレオネに着いたときにゲストハウスに電話したら、
クリオ語なまりの英語で話されるので何を言っているのかさっぱりわかりませんでした。
英語で話してくださいって言うたら
英語で話してるわ!!って言われた。
5.盲腸で死ねる
医療設備がないと言っていいに等しい。
病院はあるけど、ほとんどの人が病院というか医者に信仰を持ってません~~
だから、うちの父親は盲腸で死んだとかクリオ語の先生に聞かされた時はショックデカかったですね。
ヤバい国に来たなって。
一時期ご近所さんが立て続けに亡くなっていった時期がありましたが、ほとんどの状況が死因不明。
この国の医療レベルじゃ検査もままなりません。
ちなみに、PCR検査の結果なんですが全く信頼できません。
係員がお金欲しさに陽性を陰性と言ったり、陰性を陽性だと言ったりします。
シエラレオネで体に異変を感じたら、エールフランスでパリに飛んで治療を受けるか、日本に帰国しかないですね。
友人が骨折したときに、メジャーな各病院に電話して外科医がいるか確認したら、
これほんまびっくりですよ。
首都であるフリータウン近辺にたった一人しか外科医がいませんでした。
医者の友人に確認取っても、首都近辺に外科医は一人だけということでした。
ほんま日本からしたらありえないですよね。
6.国民の9割がサンダル
目測ですが、国民の9割以上がサンダルで生きています。靴を履いているのは一部の人でほとんどがタウンと呼ばれるエリアにいてます。
農村部はもとより、郊外に住んでいる人もほぼサンダル。
びっくりしたというか、気づいたとき笑えた。
そんなシエラレオネが好きです。
7.水があるのが奇跡
フリータウン近辺はGUMAと呼ばれるダムからの放水が来ますが、
それも毎日水は来ません。
タンクローリーで水を運んできてもらうのはソコソコお金がかかりまし、
汚染された川の水を汲んでたりします。
一部水会社は上流で人が用をたし、洗濯した川の水を配ってます。
リバーno,2の上流に行けば汚い水を汲んでいるタンクローリーを見れます。
井戸を掘る人もいますが、井戸が浅いと腸チフスにかかることがあり、
冗談抜きで死ねます。
アジア圏に住んでいてどこも普通に水が水道から出てましたが、
あれは奇跡だったんやなと思いました。
シエラレオネは水が常にあることが奇跡です。
水は出ない。これが普通な国です。
シエラレオネに長期滞在予定者はこれで苦しむので、
この水に関する認識の違いは要チェックですよ。
8.女の子一人暮らしいいける治安の良さ
めっちゃ治安がいいんですよね。
と言ってもあまり信じてもらえないかもしれません。
スリや置き引きに会ったことはありませんが、それらはいてます。
凶悪犯罪や強姦事件とかはほとんど聞きません。
物乞いはめちゃ多いです。
9.最大紙幣が135円(2023年3月)
最近紙幣が新しくなったと思ったら、
最大の紙幣が20NLe(約135円)
車買う時に、100,000NLeとか払うのがしんどい。
でっかいごみ袋1,2個にお札を満載にして運びます。
嫌になってきますね。
と言って、銀行でお金を振り込もうとしたら、私の友人はその処理だけで1週間以上かかり、
3日か4日銀行に通い詰めてました。
というわけで、高額の買い物の取引は恐怖でしかありません。
10.シエラレオネ料理がない
シエラレオネの料理は何?というと、特にありません。
他のアフリカから伝わったものばかりです。
例えば
プラサス(キャッサバリーフ、ポテトリーフ、クレンクレンなど)周辺諸国でも食べれます。
グランナッツスープ(ガーナやセネガルのほうがメジャー)
ジョロフライス(ガーナもしくはナイジェリア料理)
アチャケ(コートジボアールもしくはガーナ料理)
ほんとにシエラレオネのオリジナルってないんですよ。
外食してもほとんどが
チキン&チップスもしくはライス、フライドライス
魚介類&チップスもしくはライス、フライドライス
食文化は極めて貧しいです。さらに、他の料理を受け入れる力がなく、
日本料理を作ってもてなそうとしても、食べてくれません。
口でうまいと言いながら、実はおいしいと思ってなかったとかが頻繁に見られます。
11.アジアは全部チャイナ
極統系アジア顔は全部チャイニーズと思われています。
街を歩いていると、你好って声かけられるし、
ちんちょん!!って呼ばれます。
ちなみに、ちんちょん!!って中国人を馬鹿にした表現らしいですが、
現地人は人を馬鹿にしようとして使っているわけではない場合が多いです。
日本で子供が外国人に向かって、外人~~と言うのと同じ感覚で言っているように思えます。
私の場合の対処方法は、特に訂正せず、笑顔で挨拶して応えています。
12.毎日がアウトドア!料理の火力は炭または薪
人口の96.8%がガスを使って調理してない。
薪や木炭で調理しているという統計があります。
外国人はほぼガスコンロ使っていると思います。
現地人はコールポッツというものに木炭を入れて使ってはりますね。
家の前にブロックを積んでかまどにしている人もいます。
毎日がアウトドア料理です。
だから、こっちの子供たちは火おこしうまいですね。
13.便座がない
洋式便器で便座もふたもないのをよく見ます。
男女ともにそれを使うし、男性が小便を立ったまま行うと、飛沫が飛びますよね。
そこに座って用をたす。
すみません。3年シエラレオネにいますけど、無理っす。
それなら、外で穴ほって用をたすほうがマシです。
外出時に大きいほうをもよおさないよう注意しています。
マシなトイレマップ作ったら、外国人に需要ありそうですわ。
14.コロナよりもマラリアで死ねる
他国がコロナでの死亡者にあえいでいるときに、
シエラレオネではコロナの死者よりもマラリアでの死者のほうが多く、
あまり脅威を感じていない人が多かったです。
しかし、警察のマスクチェックがあるので、罰金を避けるためにマスクを持っている人が多かったです。
コロナでロックダウンとかを国家単位でやりましたが、
それは海外からの支援を受けるためにやったとか……
15.時代はネットよりラジオ
インフラが整っていないし、極貧の国なので、2023年現時点でも情報を得るのにラジオが一番手堅い手段です。
インターネットを使用するにはお金がかかるので、その日の食事さえもあえていでいる人々が使えるわけありません。
16.チップ社会である
私は一回当たり5NLeあげています。
例えば、タウンで車を駐車して誘導してくれた時、
レストランで感じよく話ができた時
スーパーで買い物をして、荷物を車まで運んでくれた時などです。
外国人を見るとチップを期待している人もいます。
また、チップを渡してもスッと受け取るので、チップを受け取るのに慣れている社会です。
17.青汁ご飯が国民食
緑色のスープ状のものをご飯にぶっかけて食べるのが大好きなシエラレオネ人たち。
キャッサバの葉っぱ、サツマイモの葉っぱ、モロヘイヤなど。
ローカルの子供に聞きました。食べ物何が好き?
多くの子がキャッサバの葉っぱというんですよ。
子供が青い葉物野菜が好きってすごい栄養に関心がある国なんやなぁって最初思ってましたん。
しかし、そのキャッサバの葉っぱ食べると、うま味調味料の味です。
マギーと言われるうま味調味料を大量にぶち込んで、科学的な味に仕上げてます。
だから、青い葉物野菜が好きというか、マギーが好きなんやろ!!って突っ込みどころ満載ですよ。
18.奴隷気質炸裂
お前どんだけイエスマンやねん!!って人が多い。
特にポジションにめちゃ弱い。
自分より立場が上な人がきて、黒いものでもその人が白と言えば、即答で「はい!!しろです!!」って何の良心のとがめもなく言える人多い。
最初何この芯のないやつらは???って思ったんですけど。
奴隷のような思考ゼロのイエスマン多いけど、そうやない人も少数ながらいます。
誰と付き合うかを選ぶ必要がある国ですね。
19.毎日が飢餓
これ笑えないんです。だから最後にもってきました。
ローカルに話を聞くと一日一食とか二食がほとんどで、
三食食べている人は非常に少ないんです。
近所の子がぼぉ~~っとした死んだ魚の目で歩いていたら、
ほぼご飯食べれていない飢餓状態です。
好きなだけご飯食べていいよって出したら、だいたい洗面器大盛りの白米を食べる成人男性たちに最初ビビりました。本人たちにしたら食いだめしているらしいです。食べれる時にたくさん食べないといつ食べれるかわからないらしいので。40歳超えた人でも洗面器大盛りには、死ぬでぇって思いましたよ。
というわけで、残念な話ですが多くの人がお腹すかして生きています。
まとめ
そのへんの旅行サイトが書くシエラレオネ情報とか知らんわって感じのナマの声です。
ディスったように書いてますけど、シエラレオネ好きなんですよ。
だから3年も住んでいます。
犯罪も少ないし、陽気な人が多く、細かいこと気にせんで生きていける国なので気に入ってます。
突っ込みどころが満載なのも最高ですよ。
ここまで読んでくださり誠にありがとうございました。
今後ともどうぞよろしくお願いします。
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