シエラレオネの料理情報ってあまりないんですよ。
なぜならシエラレオネ人に聞いても、
自国の料理で誇れるものってものがないんです。
ナイジェリアやガーナ、セネガルから入ってきた料理が多い中で
現地人が何を食べているのかと、
外国人である私がシエラレオネで何を食べているかを解説します。
シエラレオネ料理おすすめ15選
シエラレオネ人が好きな現地料理は単純で、
ご飯の上にプラサスと言われるソースをかけて食べるスタイルと
スープと呼ぶ水分多めのソースを同じくご飯にかけて食べるスタイル。
驚くほどレパートリーが少なく、聞いたときは一週間そればっか食べているの!!!と驚きました。
味はほぼ一緒。なぜなら全料理にマギーを入れるから。
マギーと言われるうま味調味料をガンガン入れるので、どの料理もマギーの味。
では、現地人の好きな料理というかプラサスとスープを紹介していきます。
キャッサバリーフ
もはや素材名。キャッサバの葉っぱ。一束1000-2000Leでマーケットで買ってきてみじん切りにして煮込む料理です。
キャッサバの葉っぱには毒があるらしく、きちんと熱を入れれば栄養価が高い食物です。
燻製にした魚ですが、こちらではドライフィッシュと言われています。それをベースに鶏肉とかそのときにある食材を入れていって煮込む料理です。
ポテトリーフ
これも素材名。
サツマイモの葉っぱです。
それを上記のキャッサバリーフ同様の料理方法で調理し、
マギー味で決めて終了。
クレンクレン
これも素材名。
クレンクレンとはモロヘイヤのことです。
作り方は上記の二つとほぼ一緒。入れる緑の葉っぱが変わるだけです。
グランナッツスープ
ピーナッツをマタオドという杵とマタペンシルと言われる槌で潰したものを
上記三つと同じ要領の料理法で作る料理。
この料理が一番日本人の口に合っていると思います。
だいたいの人がおいしいって言います。
ピーナッツの濃厚な味がしておいしいですのでお勧めです。
ビーンチ
ブラックアイビーンズやその他豆を使ったのスープです。
玉ねぎ炒めてそこにブラックアイビーンズを入れて煮込み
トマトペーストとマギーで味付けます。
そこにお金があればいろいろなものを投入します。
チキンとかスモークフィッシュとか。
フライスープ
さかな魚もしくは鶏肉をカリッと揚げて
玉ねぎとトマトペーストで作ったスープに投入しマギーで味付け。
とにかくシエラレオネの料理に必須なのがマギー。
ペペスープ
これはナイジェリアの料理ですけどシエラレオネで好んで食べられています。
ヤギとかチキンとか魚とか何でもハバネロ唐辛子で煮込む料理
結構辛いですので食べる際はご注意ください。
マンゴーイェベ
マンゴ―ヤベとか発音する人もいるのでそのあたりはアバウトに。
マンゴーを煮込んだプラサスをご飯にかけて食べる料理
めっちゃ甘いんやろなと思ってましたが、
程よく甘くてピリッと辛いスープに魚や肉類を絡めて食べます。
ご飯と一緒には食べずに、ヤム芋と一緒に食べてました。
マンゴーの季節にしか食べれませんので、3月くらいがいいでしょう。
ジョロフライス
これはセネガル発祥なんですけど、シエラレオネのジョロフライスはナイジェリアからやってきたものですね。
ちなみに、どこのジョロフライスがうまいかでガーナが一番うまいと言う説もあります。
セネガルが発祥の地なんですけど、西アフリカではどこの国のジョロフライスが一番うまいかをめぐる戦いが熱いです。
アフリカ版炒飯ですね。シエラレオネで食べてもおいしいのでお勧めです。
日本人でジョロフライス嫌いという人はロカボダイエットやっている人くらいじゃないですかね。
ドライライス
これはお店では食べれない貧乏料理。
現地人にお金がない時これを食べると教えてもらったすごい料理
ご飯にマギーを砕いたものをふりかけて、熱したサラダ油とハバネロ唐辛子、マーガリンをのっけて食べる。
お金があればスモークフィッシュとかも載せれます。
ワンポット
ご飯に好きなものを混ぜて食べる料理。
上記に出てきたプラサスを混ぜてもOK。
キルドライバー
これたぶんシエラレオネオリジナルのお菓子だと思います。ほかの国でキルドライバーというものないので。
なんか、これ食べて車の運転手がのどに詰まらせて死んだとかいう都市伝説があってキルドライバーだとか。
小麦粉こねて焼いた単純なお菓子です。
形が特徴的で楕円形で真ん中が凹んでいます。
街中で売り歩いている人がたくさんいますので簡単に手に入ります。
ポフケーキ
これはナイジェリア料理のポフポフがシエラレオネにやってきた版です。
小麦粉にナツメグと砂糖入れてイーストで膨らませてあげたもの。
ベーキングパウダー使用じゃないからドーナッツではないです。
丸いお菓子なので売ってたらすぐにわかります。
こちらも街中で売り歩いている女性が多いです。
ベニケーキ
細長いひし形で、ゴマがまぶしてあるような見た目のもの
プランテーンチップス
見た目はバナナなプランテーンを薄く切ってカリッと揚げたもの
小さい袋に入れて一袋1000Leとか
シエラレオネ人が食べているもの
他にも、朝はパンを食べている人も多く、道端にはパンを売っている人がたくさんいます。
また、昼ごはん何を食べたと聞くと、ビスケットとか言う答えが結構返ってきます。
街中にはビスケット売りであふれかえっています。
ちなみに現地人が好きなビスケットはダイジェスティブという名前のビスケット。
赤いパッケージで10000-15000Leで売られています。
これあげるとだいたい満足してくれます。
一日3食食べている人はほとんどおらず、一日1食か2食の人がほとんどです。
また、お金がないのでご飯に塩をかけるだけでご飯をすます人もいます。
あまりにもご飯に偏った食生活に、ビール腹のような、ご飯腹な中年の男女がたくさんいます。
ご飯食べないと満足できないと言う人が多いのは日本と似ていますね。
シエラレオネの外国人である私の食事
外食産業が貧弱なので、外食がほぼありません。
外食産業については別のページで語ります。
家で自炊か誰かに作ってもらうのが主流な外国人。
手に入る新鮮な野菜は
・キャベツ
・レタス
・キャッサバ
・トマト
・玉ねぎ
・人参
・ピーマン
・ヤム芋
・長ネギ
・サツマイモの葉っぱ
・モロヘイヤ
・キャッサバの葉っぱ
・オクラ
・きゅうり
などです。
たまに珍しくカリフラワーや大根、レッドキャベツがあったりしますけど、定番は上記のものです。
乾燥品や缶詰はインド人、レバノン人、中国人スーパーマーケットで買えます。
生のキノコ類が一切ないのが残念ですね。
肉類で手に入るのは
・ヤギ
・鶏肉
・牛肉
がよく売られています。スーパーマーケットで手に入ります。
豚肉は現地のものは臭すぎると言う意見が多く、中国人スーパーマーケットで買う人が多いです。
冷凍品で高いですけど、スーパーに行けばそこそこ手に入ります。
魚系は
グルーパーやバラクーダが人気です。実際かなりおいしく、現地人から直接購入しないとかなり高いです。
まとめ
結論を言うと
現地人はだいたい、
キャッサバリーフ、ポテトリーフ、ビーンチ、クレンクレン、フライスープ
のローテーションで毎日過ごしています。
外国人は自炊か外食です。
料理が好きっていう人には全く問題ない環境です。
自炊全くできませんという人にはたぶん過酷な国になり、
ストレスがたまると思うのでシエラレオネでのお仕事での移住とかはおすすめしません。
私自身、料理を楽しんでいるので何ら不足をしていません。
シエラレオネって最高だな!!ってよく言ってますが、
ここに住んでいる外国人に同意をもらうことはほぼありません。
どうやら私の感性がおかしいだけのようで、食生活意外にも他の過酷な要素が多いのでシエラレオネで住むのは変人じゃないと難易度が高そうです。
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