息子を現地の小学校に転校させたいんだけど、
日本語で情報がほとんどないんですよ。
そういう話をいただきまして、
また動くことになりました。
要は中国台湾何でも屋ですが、官公庁に電話もしくは出向くのが得意です。
なぜ日本人の子供を台湾の現地小学校に転校させるのか?
・日本人学校の学費がかなり高い
・日本人学校に通うと全く中国語が伸びない。
お話を伺っていますと上記の二点です。
せっかく台湾で生活していて、バイリンガルになれるチャンスがあるのに、
日本人学校に通うと、学校で日本語、家に帰っても家族で日本語をしゃべることになり、
結果として台湾にいるのに全く中国語ができない子のままです。
なぜ日本人は台湾の現地の小学校に子供を転校させないか
・言語の問題
・子供が怖がっている
・どう手続きしたらいいのかわからない
当然現地の学校は中国語です。
たまに、台湾特有の閩南語もそこに入ってくる可能性もあります。
そして、日本人在住者の場合は親が中国語ほとんどできない人が多いので
親子ともども言語の不安を抱いている人が多いです。
それで多くの場合は完全日本語でコミュニケーション可能な
日本語学校に子供を通わせます。
また、今回の件もそうですが親は乗り気でも
子供が頑として現地の小学校に行くのを嫌がっていることもあります。
現地小学校を嫌がる息子をその気にさせたストーリー
依頼者の事例をここで紹介。
台中に住んでいる友人の息子が現地小学校に転校した瞬間、
ほぼ半年、すさまじい勢いで中国語をマスターしていったことを目の当たりにしたそうです。
さらに、その息子自身ストレスが少なかったどころか、
とても現地学校が楽しいと言っているようでした。
そこで依頼者、考えた末に息子にこう言いました。
最近仕事があまりうまくいっていない。
(この方は会社経営者なので当然毎月売り上げの変動がありますので・・・どうとでも言えます。)
日本語学校の学費は結構高いから、しんどいんだよ。
現地小学校に行ってくれたらお父さんはものすごく助かるんだけどなぁ。
それを聞いた息子君、
男気がメラメラと湧いてきたようで、
お父さんを助けると言って、
これまで散々嫌がっていた現地語学校転校を決意したそうです。
この方法はすべての子に通用するわけではないと思いますが、
お子さんの良い点を知っていて、うまくプッシュした事例です。
台北の現地の小学校に転入する方法:教育局へ電話する
教育局の以下のページをご覧になると、方法がざっくり書いてあります。
外籍小孩或大陸地區小孩要轉回臺北市學校就學國小需如何辦理?應具備哪些文件?
正直、これ読んでもわからないです。
そこでここに書いてある電話番号に電話します。
台北市内からは携帯電話でも1999のみで教育局へつながります。
アナウンスが始まったら、6373を押すと外国人転校に関する担当者につながります。
住所から行く学校を教えてもらう
台北の中にも小学校はたくさんあるので
実際どの学校に通うことになるかをこちらで教えていただけます。
住所を担当者に告げますと、学校名と住所を教えてくれます。
今回も地図で見ますと二つの学校のちょうど真ん中くらいに家がありました。
どのように転校手続きをするのか
どこか教育局に出向いて申請書を記入するものとばかり思っていましたら、
住所から指定された学校へ直接行って申請します。
持って行くものは
・転校する本人のパスポート
・転校する本人の居留証
実際に現地小学校に転入に関する話を聞きに行ってみた
ここの部分は私が行かず、
依頼者の奥様と友人が直接現地小学校に行って聞いてきました。
教育局に電話して聞いた小学校に行っていただきました。
もちろん現地小学校とのやりとりは完全中国語です。
紹介された小学校に行った結果は、
日本語学校に行った方がいいのではないか、
ほぼ中国語ができない子供の転入には多大な精神的負担が双方にかかる。
台湾の日本人学校の教育事情
台湾に長期で滞在するなら、
中学校までしか日本語教育を受けれません。
そのまま台湾に滞在する気なら、
子供は高校でいきなり中国語オンリーの環境下にさらされます。
ですので、子供が中学校を卒業する時点で選択肢を迫られます。
・日本に家族で引き上げる
・日本に子供と家族の一部を帰らせる。
・台湾の中国語100%な学習環境にいきなり子供を入れる
上記のことを考えると、
一部の親御さんが早めに子供を台湾の現地教育に
慣れさせたいと言うのも理解できます。
外国人の子供受け入れ態勢が整っている小学校
台北市士林區天母近辺で言うと、
士東國小が、外国人の子供の受け入れ態勢が整っていると言われているのを聞いて、
実際のところを調査してみました。
士東國小には確かに外国人の子供を特別に援助するシステムがあります。
ただし、越境してこの学校に入るには条件があります。
1.親のうち少なくとも片方が台湾籍であること
2.転入する子供が台湾籍であること
3.海外から帰って来て1年未満であること
日本人で上記の条件を満たすのは難しいので、
一番確実な方法それは、
士東國小の校区内に住居を持つこと
これで確実に士東國小に入れます。
教育局にアポなしで行って転入に関して聞いてきた
台北の教育局の場所は以下になります。
台北市政府、いわゆる台北市庁です。
この建物の8Fに教育局があります。
8Fの北区になります。
きちんと看板があるので助かります。
國小教育科というエリアが該当エリアです。
カウンターとかはないので直接係の人に声をかけて事情を説明します。
事務所の一角に案内されて説明を受け、
こちらの事情を説明します。
台湾の小学校への編入説明
結論を言うと、
校区内の小学校は外国人の生徒を拒む法的な権利はないこと。
さらに天母辺りの小学校は他の台湾の小学校よりもはるかに
外国人の生徒の受け入れ態勢があるということです。
さらに、やっぱり越境は無理らしいです。
感じの良い担当者さんが丁寧に説明してくださりました。
転校手続きの前に連絡してくれたら、
該当の学校に一言入れておいてあげるとまで言ってくださりました。
いや、助かります。
ただ、注意点があります。
ひょっとすると、
学年が1年落とされる可能性があるとのことです。
3年生だったら、言語を全く理解できないのなら2年生に編入されることがあるようです。
ただ、その後、言語の上達がよくて、勉強もできたらその次の年、
3年生を飛び越して4年生に入ることも可能らしいです。
それを聞いて、
きちんと家で3年生の勉強をさせておけば問題ないですね。
家庭教師を入れるのも一つの手段です。
まとめ
やっぱり台湾は関係省庁に直接行くのが一番効果がありますし、
話が早いです。
電話ではNOと言われたことでも、
直接行けば可能だったという話も多いです。
この資料が現地学校に子供を通わせようとされる方々の役に立てば幸いです。
現地小学校へ転校にお困りの方がおられましたら格安でサポート可能です。
お気軽にお問い合わせください。
連絡先:taiwan4649@outlook.com
管理人:Gaoxing(日本人)